歯周病の体への影響

歯周病の体への影響

投稿日 : 2016年2月15日最終更新日時 : 2016年2月15日投稿者 : 江坂の歯科アクアデンタルクリニックカテゴリー : 歯の健康

歯周病は、歯の病気だけではありません。
歯周病が関連があると言われている体に与える症状には下記のようなものがあります。

骨粗鬆症（こつそしょうしょう）
歯周病は、歯を支える歯茎を破壊します。歯茎が弱くなると歯周組織の破壊が進むため、骨粗鬆症は歯周病を進行させます。
心疾患
歯周病のある人は、心疾患を発症するリスクが高いと報告されています。歯周病によって歯茎で生産された炎症性物質が血管を介して心臓にも影響を及ぼすためと考えられています。
早期低体重児出産
妊娠中は悪阻の影響によってお口の清掃不良になりやすいため、歯周病に陥りやすくなります。この歯周病による炎症物質がへその緒を通じて胎児に影響し、早期低体重児出産の確率が高まると言われています。
糖尿病
糖尿病により高血糖が続くと、合併症が起きやすくなります。糖尿病の人は、歯周病になるリスクが高いという報告もあり、歯周病の治療によって、インスリンが働きやすくなり血糖値が改善する可能性があるという報告もあります。
誤嚥性肺炎
歯周病菌は肺炎の原因となるものが多いので、高齢、認知症、脳血管障害、手術後など、食物の飲み込みを上手く行えない人は、誤嚥性肺炎に特に注意が必要です。